2009年08月15日

富士登山(その2)

さて、先週末のことだが書き途中だったので登山を書いてみることにします。

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朝3時。富士6合目の朝は、真夏でも結構寒い。Tシャツ一枚で外に出てみると、満点の星空、、、というにはほど遠く雲がが掛かっていた。

例年、この季節の6合目は天の川が“文字通り”川になってみえるらしいが、この雲ではさすがに、、、。雲の向こうにうっすらと月のシルエットが見えるのがせいぜいだ。

山小屋「雲海荘」では我々が一番早く出発するらしい。私が起きてから、チャンドイ、おささんがそれぞれ起きて身支度を始める。山小屋特性のお弁当を朝3時過ぎに頬張る。

3人ともトイレを済ましたところで、本日のリーダーおさ氏より防寒用にレインウェアを着るよう指示が出た。6合目でも結構寒いが、上はもっと冷えるとのこと。半信半疑ながらバイク用のレインコートを上下を身につけているところで、チャンドイがつぶやいた。

「あ、おささんからお借りした合羽、車に忘れてきてしまいました」

(うーん、ばかちん!)

しょうがないので、おさ氏は自分のレインウェアの上を、私は防寒用に持ってきたウィンドブレーカーの下をそれぞれ貸与。我々は山初心者のチャンドイと違い、それぞれ予備の防寒具を持っていたから良かったものの、割と軽装なチャンドイ君は上で凍えた事だろう。

ちなみに、チャンドイ君の服装を上から説明すると、キャップ(ゴルフ用)、サングラス(サイクリング用)長袖長ズボン(フットサルのユニフォーム)、グローブ(サイクリング用)、靴(昔買ったホーキンズのハイカット)、それに現地調達の金剛杖という出で立ちだ。

うーん、相変わらずお気楽ルックだ(苦笑)

(まぁ、昨年度の私と似たようなものか)

記念撮影をしようにも外も暗いし、さっさと登ろうということで、陽が出る前に登山開始。

富士山には大きな登山道が4つあり、今回はその中の富士宮口という登山道から登っているのだが、6合目、7合目と登るにつれ斜面が急になって来る。また、植物の育つ限界域がこの7合目付近にあるようで、それから上は単なる溶岩と埃の世界に変わる。

ヘッドランプを点灯しながら歩を進めていくと、おさ氏から簡単な登山のレクチャーが。

「歩幅はなるべく小股で数多く、水分はしっかりととること。初めは小まめに休息しながら進み、慣れて来たらそれなりに進みます、OK?」

(もちろん、OKですとも)

先頭、おさ氏、真ん中にチャンドイ、殿が私の順でもくもくと進む。

しばらく行くとようやく空が白み始めてきた。

2RIMG1372.JPG

今日は曇りで登りやすい反面、上に上がるにつれ冷え込みが厳しく、風も強くなってきた。

8合目あたりで一旦晴れ間が見えたので、写真を一枚。

2RIMG1374.JPG

しばらくするとガスが我々を取り巻き、風が吹いてきて寒さがアップ。レインウェア持ってきていてよかったと思った瞬間だった。

3000m付近では空気が薄いのが体感として良く分かる。少しの運動で息切れするからだ。そして、この辺りから登山道の両脇で寝ている人が増え始める。

いわゆる「高山病」というやつだ。空気が薄いため、頭が痛くなったり吐き気を催したり、眠くなったりする。どうやら少し寝れば回復する人と、下に降りないと回復しない人といるようで、自分自信がムリと思ったら素直に下山した方がよいらしい。

今回は昨年みたいに骨折もしておらず、良く寝て、装備もしっかりしていたため、高山病にもかからず元気いっぱい。

私以外の二人も元気いっぱい。陽が出ていないのでそれほど水分をとらずとも良いのが幸いだ。

富士山8合目以上は浅間神社の奥宮境内地とのことで、登山道に大きな鳥居がたっている。そこから上は結界だそうだ。そんな8合目での1枚。

2RIMG1377.JPG

その後は、急な斜面が続き、ようやく山頂に達した時には、再びガスが辺りを覆い、日本最高峰の景観を見ることができなかったが、達成感は一入(ひとしお)。

さて、今日この日のために、下界から持ってきた一つの道具がある。それは、

“ガソリンバーナー”

だ。ここ富士山頂の売店でカップラーメンを食べると、なんと800円もするのだ。それを知っている登山客は、ガスバーナーと水とカップラーメンを持参し、山頂で食べることに喜びを覚えている。

そして、今年はそんな楽しみに私も仲間入りを果たしてみた。

さて、ガソリンバーナーを組み立て、ヤカンを取り出し水を入れる。

(で、みんな自分の水は持ってきてるよね?)

「持ってきてるはずないじゃん。その水でいいだろ」

(えーっ、2人の分も俺ですか、、、。ま、しょうがないな)

と3人の分も供給。出来上がったカップラーメンは

(まいうーーーーーっ!)

家で食うとまずいカップ麺も、なぜか外で食うとめちゃウマイ。そして、苦労した後の富士山頂ではその味も格別。しばしカップ麺で暖を取ったあと、最高峰の展望台を目指して際、アタック。その前に富士山の噴火口を撮ったので載せておく。

2RIMG1393.JPG

白いのは火山灰ではなく万年雪。

そして、ようやく日本一高い剣ヶ峰へ。

2RIMG1401.JPG

ガスって背後の景色が無いのが残念だが、こうして今年も無事ここに立つことができた。感動!

来年もまた来ることを心に秘め、下山した。
posted by HEIZO at 12:06| Comment(10) | 日記